BAR にて
とにかくコーヒー好きの私。
イタリア旅行中はいつも、少なくとも一日に4、5 回 はBAR に立ち寄りcaffè を楽しむのですが、
他にもBARで嬉しいコトといえば、たどたどしくも元気よくイタリア語で注文すると、
その後、結構な割合で皆さんに話しかけてもらえます。

                     ◆       ◆       ◆

旅行最終日の夕方、ホテルに預けていたスーツケースを受け取り
マルペンサ空港へ移動するためにミラノ中央駅に向かったのですが、
最後にもう一度だけ、その日の朝に入った BAR に立ち寄ってみました。
朝には二言三言しか言葉を交わさなかったものの、
そこにはとても感じのよいバリスタさんがいたのです。
彼は絶妙なテクニックで素晴らしいデザインカプチーノを次々と作っていました。

「そういえば、今回の旅では一度もカプチーノを注文していなかったな・・・
 ウン。 私もあの美味しそうなカプチーノを味わって、旅の締めとしよ~」

店内に入ると、そのバリスタさんは私のことをちゃんと覚えていてくれました。
早速注文し、同時に 「写真を撮ってもよいか?」 とお願いしてみると
彼は快く承諾し、さらに何かとコチラを振り向いてはカメラ目線で大きな笑顔を見せてくれました。

b0024177_20212928.jpgそして、
「きみはイタリア語を話せるのかい?」
「ちょっとだけ勉強しました」
「お~、すばらしい! 僕も、ココの常連客の日本人に
 よく日本語を教えてもらうんだけど、すぐ忘れちゃうんだよネ!」

こんな感じで会話が始まりました。

「これから日本に帰るのか? ヨコハマか?
「(な、なにゆえ横浜!?(笑))
 はい、21時頃の飛行機で札幌に帰ります。
 え~と、札幌を知ってますか??」

すると 「知っている」 との答え。 この道中で初めて知りましたが、
どうやらイタリア人には "冬季オリンピックが開催された都市" と認識されているようです。

「・・・で、いつミラノに戻ってくるんだい?」
おお~っと、キタキタ~~~!!
しかし悲しいかな、このscherzo に素早く切り返しができるほどの語学力はありません(涙)
まあ そんなこんなで、しばらくの間 いろいろと会話を楽しんでいると、
突然、「きみの名前を書いてくれないか?」 と、紙ナプキンとボールペンを渡されました。
「???」 と思いながらも、漢字とローマ字の併記で氏名を書き込んで返すと
「ちょっと待ってて」 とのこと。
そしてまもなく彼は、私の目の前にひょいとコーヒーカップを差し出してきたのですが・・・

なんとそのカプチーノのミルクフォーム上には
ココアパウダーを使って書かれた 私の名前がありました!
しかも たどたどしい漢字で!!(爆笑)


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う~ん、Bravissimo!!!
プロとしての技術はもちろんのこと、このサービス精神に脱帽です!
イタリア人には人それぞれお気に入りのBARがあると聞いたことがありますが、わかる気がします。
私がこうやって彼と話をしている(= 仕事の邪魔をしている)間にも、
恐らく常連であろうお客さんたちが次々とやってきては彼に話しかけていきます。

私が彼にカメラを向けていると、ある男性客が彼をひやかしました。
「おい、トム・クルーズ みたいだな!」  (・・・ なにゆえトム・クルーズ!?(笑))
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| by dicotomia | 2005-06-02 22:39 | 旅先のイタリア語
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