なんとなく 徒然思い出話 ~美術編~
ビデオ・アートの先駆者として国際的に活躍、日本とも深い関わりを持つ
韓国生まれの現代芸術家、ナムジュン・パイク氏が死去 (asahi.com)

1月29日に73歳でお亡くなりになったとのこと。 非常に残念です。
各地の近・現代美術館で しばしばお目にかかりましたが
彼の作品は私の心の中で、常にエンタイトル・ツーベースを放っていました。

大変不謹慎ながらふと考えると、敬愛する彫刻家 ダニ・カラヴァン氏も今年で76歳。
ガウディやイサム・ノグチも 計画ないし着工した作品が未完成のまま逝去されましたが、
その意思は後世の人々に引き継がれ 建設は続けられました。
カラヴァン氏にもまた建設途中の広大な作品がいくつか残っているはず・・・ (完成したのかな?)
兎にも角にも 彼にはいつまでも健康で、第一線で活躍し続けていただきたいと
今回改めて強く願った次第です。

ところで自分が記憶する偉大な芸術家の逝去といえば
忘れもしない、元号が平成となった半月後の1989年1月23日。
サルバドール・ダリの訃報を耳にしたときも大きなショックを受けました。
亡くなったという事実も勿論ですが、正直なところ
「(昨日までまだ)生きていた人だったのか・・・!」 ということに衝撃。
当時はまだコドモだったので、美術の課題ではよく あからさまにダリ真似作品を描いていました。

La notizia della sua morte mi colpì profondamente.
 「彼の逝去の報に私は衝撃を受けた。」
Accetti le mie più sincere condoglianze per la morte di Suo padre.
 「お父上のご逝去を深くお悔やみ申し上げます。」

高校時代は美術部に(にも)在籍していました。
今はなき旧校舎。 冬には隙間風により雪が吹き溜まる 渡り廊下の向こう側。
別棟三階にある美術室の一角に ベニヤ板で仕切られた小さな部室があり、
放課後ここでインスタントコーヒーを淹れ、一息つく 穏やかな時間が好きでした。
隣の部室街から流れてくる軽音部のギターを聴きながら のんびりと油絵を描いたり、
いつからココにあるのか、毒が染み付いてるかと思うほど古びた画集を眺めたり・・・

美術室の床一面に生徒達の作品を並べて
苦渋の表情で成績をつけている先生の姿を横から覗いていると、
「おまえはどう思う?」 と尋ねられたこともありました。
もちろん私の意見を参考にするために尋ねたわけではなく
先生の意図は別なところにあるということは察しつつも、
つい嬉しくなって自分の所感を力説する私。
それをいつものようにニコニコしながら聞く先生・・・

そんな高校時代の美術の先生は、荒川修作とゴッホが好きだったため
自分の息子に 「修作」 か 「剛歩」 と名付けようとしたが、
周囲の猛反対を受け断念した、というエピソードを笑いながら話してくれました。

・・・・・・

ナムジュン・パイクのニュースから、
こんな過去の記憶がとめどなく溢れ出てきたのですが、いい加減このへんで。

高校卒業後、筆を持つことは一切なくなったのですが、
なんだか久しぶりに何か描きたくなってきましたよ。
よし。 こうなったら今度
どさんこワイド 『奥さん、お絵描きですよ』 に 二人で出演しましょう (笑) > ユリさん

una folla di ricordi
 「尽きせぬ思い出」
I vecchi ricordi mi ritornano in mente come un caleidoscopio.
 「古い思い出が走馬灯のようによみがえる。」

folla : 群衆、人混み、雑踏/(雑多な感情、思想)の混乱≫
caleidoscopio : 万華鏡≫ ・・・ この例文の場合 "走馬灯" はこう訳されるのですね。
英訳からみて ≪fantasmagoria : (千変万化の)映像[光,色彩]の現出/魔術幻灯≫ も
アリなのかしらん?
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| by dicotomia | 2006-02-03 19:11 | いろんなイタリア語
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