大変ありがたいことに、イタリア語の勉強を始めてから
日本が好きだという数名のイタリア人と友達になることができました。
そして彼らと話すたび、彼らの日本文化に対する造詣の深さに
自分自身、日本人でありながら自国の文化に疎いという事実を
何度も再認識させられては、非常に恥ずかしい思いをしております。
正直なところ 私、生け花や茶道の経験など全くなく、
小津安二郎も黒澤明も篠田正浩も見たことがない、源氏物語も三島由紀夫も読んだことがない。
さらに、歌舞伎、能、狂言、文楽等の定義も違いもよくわからず、
和装をしたのは確か小学五年生のときが最後か・・・ (成人式も卒業式も洋服で行っちゃいました)
◆ ◆ ◆
以前、イタリア人の友人と話をしていたときのこと。
"日本庭園" から "侘び寂び" の概念に話が及ぶと、すかさず彼がこう言いました。
「 『わび』 『さび』 の他にもあと2つ、全部で4つのキーワードがあったはず・・・」
・・・・ エ?(゚-゚ ??? よ、4つ って!? え、えーっと・・・ 何だろう!??(汗)
私にはわからず、結局彼も思い出せず、その場はこれで話が終わってしまったのですが、
後日、彼が私に(日本語で)こんなメールを送ってくれました。
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(前に話をした) 「侘びと寂びと、、、」 のことを思い出しました。
茶の湯について書かれた本に、次のように記述されていました。
わび
さび
しぶい
ふら
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なるほど、 『侘び』、 『寂び』、 『渋い』、、、、、『ふ、
『ふら』!???
ふら、ふら、ふら、ふら、ふら・・・
って何デスカっ!?? ΣΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)????
その後、しばら~~~くの間 悩み続けた果てに、ようやく ある一つの仮説に辿り着きました。
その仮説でもって彼にメールで問い合わせてみると、
親切にも彼は、そのイタリア語の本の該当ページをスキャンして送ってくれました・・・・。
◆ ◆ ◆
結論を先に申し上げてしまいますと、
その本には確かに 「"茶の湯"の根底にある
4つの基本概念」 として
『
わび』、『
さび』、『
しぶい』、『
ふら』 と書かれており、
そのイタリア語を読んだ限りでは 私の仮説は正しいとは言えませんでした。
しかし、そこにあった 『ふら』 についての解説を読んでも
「(日本語としての) 『ふら』 とはなんぞや?」 という私の疑問は解明されないままであります。
そこで、ぜひぜひ皆様のお知恵をお借りしたい、教えを乞いたいと願いまして、
この場で そのイタリア語文を紹介したいと思った次第でございます。
・・・が、しかし、それは次回掲載することと致しまして(^^;;;
まずは上のメール文のみで
「茶の湯の4つの概念」 をご存知の方、
『ふら』 をご存知の方、
『ふら』 の正体に ピン!ときた方、
私の仮説に ピン!ときた方、
もし、いらっしゃいましたら
是非
非公開コメントでこっそり教えていただければありがたいです。
continua ...