ナポリを見るなら・・・ ≪Attenzione! : 気をつけて!≫
ナポリの街が一望できることで有名な サンテルモ城(Castel Sant'Elmo) に向かっていたとき、
最寄のフニコラーレ ≪funicolare : ケーブルカー≫ の駅のそばで、一人のイタリア人男性に
「ドコ行クノデスカ?」 「ニホンジンデスカ?」 と日本語で声をかけられました。
怪しい!? とは思いましたが、サンテルモ城の場所を尋ねると 「コッチ」 と教えてくれるので、
とりあえず案内に従って一緒に歩きました。

すると彼は言いました。 「城ノ近クニ 私ノ "カメオ"ノ店ガアル」 「見テイカナイカ?」
おお~っ! キタキタ~!!
続けて 「私ノ弟、"カメオ"作ル人。 去年、日本ノ大丸デパートニ行ッタ」

「 ・・・ んん!?」  確かにちょうどその半年前(今から約1年前)、
イタリア人職人を招いたイタリアンフェアが札幌の大丸デパートでも開催されていました。
そしてここぞとばかりに、私はそこでカメオ職人に話し掛けていたのです。
(ほんっとに迷惑なヤツでゴメンなさい)
その催事は既に大阪や京都の大丸を回り、札幌が最後だったからでしょうか、
ホームシック気味の職人さんは大変喜んでイタリア語で話してくれました。
でもその職人さんは、ナポリの近くに住んでいると言ってたけど、ナポリではなかったな~
そういえば、「本当は今日の担当は別の人だったけど、彼が体調を崩したので僕は代わりなんだ、
だからこのテーブルに貼ってある写真と名前は別の人のなんだ」 とも言ってたな~
う~ん、彼なのか~!!?

そうこうしているうちに、カメオ兄の案内は正しく私達はサンテルモ城に着き、
そして本当にその向かいにカメオ工房がありました。
「買ワナクテイイ。 見ルダケ。」 との常套文句で誘うカメオ兄。
まあ、角地の開放的な店舗だったので 「買うつもりはない」 と念を押してお店に入りました・・・。

で、結果を先に言うと、やはりそのカメオ弟は私が札幌で話した職人さんではなかったのですが、
私が札幌から来たと言うと、ちょうどその週に北海道で起こった十勝沖地震の話をし出したので
そのとき北海道にいたのは間違いないんだな~。 ということはもう一人の職人だったのかなぁ・・・
でも、私のイタリア語能力ではそれを確かめるほどの会話はできませんでした(^^;)
まあ、そうそう偶然の再会はありませんネ。

Vedi Napoli, e poi muori. 「ナポリを見てから死ね」

で、帰国後、何気にナポリ情報をネット検索していたところ、
この場所でこのカメオ兄に話かけられたという旅行記をいくつも発見!!
やはりサンテルモ城に行く日本人を狙っているみたいです。
ま、実際 カメオは日本のデパート価格よりも安いようで (質はよくわかりませんが)
また、別に何も買わなくても しつこく迫られることも脅されることもなく
「Ciao~!」 で店を出てこれたので全く問題はなかったのですが、
もし皆様もこの辺りに行くことがありましたら ちょっとお気をつけくださいませ。

                     ◆       ◆       ◆

morire : 死ぬ≫ の活用って実に不規則ですよね。 現在形活用を取り上げると
muoio - muori - muore - moriamo - morite - muoiono

他にもこの言葉を使用したことわざ(?)を拾ってみました。 下の二つはスゴイですネ。
Chi non muore, si rivede. 「命永らえば巡り会う」
L'amore non muore mai. 「愛は不滅である」
A pagare e a morire c'è sempre tempo. 「金の払いと死ぬのとは急がずともよい」
Chi vive sperando, muore cantando.
 「夢を追って生きる者は歌いながら死ぬ (夢想家の末路は哀れ)」

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・・・ 全く関係ないのですが、今このタイトルをつけてて
以前相方が 「♪Gli uo~mini so~no i lu~pi! Attenzio~ne~♪」
と嬉々として歌っていたのを思い出しました ・・・。 ばかだわ。
( ピンクレディー 『S・O・S』 です。 いったい何歳までの方がご存知なのでしょうか ・・・?)
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| by dicotomia | 2004-10-25 17:55 | 旅先のイタリア語
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