プーリアの旅 その1 ― レッチェ Lecce
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La chiesa di Santa Croce, costruita tra il 1549 e il 1646,
è l'espressione più alta del barocco leccese.


ローマ入りの翌日、どしても立ち寄りたくて まずはサレルノへ移動。 昨年この地で知り合った友人宅を訪問しお昼ゴハンをごちそうになり、滞在時間5時間という短さで、いよいよプーリア州最初の目的地、南部のレッチェを目指します。

≪移 動≫
当初 『地球の歩き方』 に載っていた Miccolis 社 のプルマンで移動できればいいなー、と考えていたものの、能力および時間不足で詳細情報は得られず。 当日友人に 「このバスに乗りたいのだけれど・・・」 と伝えてみると、バス停の名称となっている場所まで連れて行ってくれたのですが、なんと、現在その辺り一帯は工事中で、バス停はどうやら(一時?)移動されてしまった模様!(笑) さらに 『地球の歩き方』 記載のTEL番号に電話をしてくれたのですが、こちらも繋がらず・・・ 事前に問い合わせや予約をしていない私に対し友人は 「日本人は preciso だと思ってたけど、キミは違うんだねえ(笑)」 とのステキなお言葉を♪(笑)

結局、サレルノ → ナポリ乗り換え → カゼルタ乗り換え → レッチェ という、接続待ち時間を含めて計7時間の列車大移動。 カゼルタ → レッチェの4時間半は国鉄終着駅行き、およびユーロスターならでは安心感(※)で ほぼ寝倒します。 (※注 : 誤り。そもそもよいこは公共の場では眠りません。)

レッチェ到着は22時。 夜もどっぷり更けてはいましたが、それなりの大都市。 駅前から続く通りは車がびゅんびゅん走っており、また、旧市街に入ると散歩する人々、立ち止まって歓談する人々で街は賑わっています。 キョロキョロと道を確認しつつ、駅から歩くこと20分ほどで当地のお宿に無事到着。

≪宿 泊≫
Bed & Breakfast LecceSalento (Via Richel Eugenio Rubichi 3)
旧市街のほぼ中心、サントロンツォ広場 (Piazza S.Oronzo) から一本裏路地の建物2階。 家族経営のB&B。 立地、広さ、清潔さ、申し分ナシ。 二泊。 建物入口、フロア入口、そして自分の部屋との3つの鍵をもらい、朝昼夜自由に出入り可能。オーナーさん一家は同じフロアの対面の家で暮らしており 「何かあったらインターフォンを鳴らしてね」 とのこと。

b0024177_12111570.jpg―― が、チェックアウトの日、朝9時過ぎにインターフォンを押すが応答がナイ・・・。 しばらく待って二度三度と押してみると、オーナーのオジサン、ねぼけまなこでズボンをはきはき出てきましたよ(笑) まあ、こんなゆるゆる~な調子で、オジサンもムスメさんもおマゴさんもとっても Simpatici。 ちなみにオーナー宅入口にあるPC(インターネット)は申し出により利用可能でした(日本語OK)。

Piazza Sant'Oronzo era il più tradizionale luogo di incontro dei leccesi fino agli anni settanta del secolo scorso, prima che la città si sviluppasse nella direzione del quartiere Mazzini...


≪街歩き≫
パトラッシュ・・・ ボクはもう聞き飽きたよ・・・
そんなセリフが巷で囁かれているのではないかとつい危惧してしまうほど、レッチェの街を語る文章には必ず登場するキーワード、"Barocco(バロック)"。 エエ、もちろんワタクシも書きますとも。
(バロック他、建築様式については、平易な言葉で簡単に読みやすく、しかし写真やイラストを交えかなり詳細な解説がなされている コチラのページ が個人的にオススメでございます。)

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バロック様式の建築物自体はイタリアの随所に点在していることでしょう。 が、しかし、レッチェは他の街と何が違うのかって、油断していると何度も袋小路に迷い込んでしまう迷宮のようなこの小さな旧市街の中に―― 教会に、大邸宅に、小住宅に、通りの角に、軒下に、扉に、窓に、柱に、右に、左に、それはもうこれでもかと無数のバロック芸術が むぎゅぎゅーっと凝縮されているのです。 つまり、大きく空が開けた見通しのよい広場や大通りが舞台となっているのではなく、したがって、細く入り組んだ路地を曲がるたびに、突然、女神や天使、動物、果物など生命の躍動感にあふれる彫刻やリズムカルに跳ねる装飾性に富んだフォルムが次々と目に飛び込んでくるというわけです。

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・・・ハイ、レッチェのバロック。 これだけでもチトお腹いっぱいでしょうか~。

≪総 括≫
びっくりどっきりいきなりの総括(?)です。(写真を貼り過ぎて力尽きた模様)

寝倒して・・・ いや、夜のとばりにつつまれて この街に到着してしまったためか、ややくすみがかった黄金色のバロック建築があまりにも重厚壮麗に目に映ったからか・・・ スコーンと抜けた南国風味のベルテンポの中 街歩きをしたにも関わらず、南イタリア・プーリア州、しかもその南部までやって来たのだという感覚にはまるで至らず・・・。
ふむ。 陽光降り注ぐ青空の下よりも、むしろ、音も無く石畳に浸み込んでゆくような優しい雨に佇むアナタの姿を見てみたい・・・ そんな気分にさせられる、ちょっとオトナの趣き漂う街でありました。


  
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| by dicotomia | 2008-04-29 02:40 | 旅先のイタリア語
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