プーリアの旅 その2 ― オートラント Otranto (2)
「真っ青に澄み渡るアドリア海が見たい ――!」

そんな想いに駆られ今回選出いたしましたのがココ、イタリア最東端の街・オートラント
なんでもこのオートラント近郊の海は、イタリア国内における 「自然が守られていて美しい海」
というランキングで常に上位に挙げられているとのこと・・・ そ、それはひと目見てみたいっ!
『地球の歩き方-南イタリアとマルタ編』 ではたった1ページ分しか記載のない小さな小さな港町。
これ以上はないと思われる晴天の下、レッチェからの日帰りで訪問してみました。


≪移 動≫
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レッチェ駅構内から1番ホームに出て右に進むと 「FSE」 と書かれた緑色の看板があります。
ここが私鉄Sud-Est線の切符売場。FSE線の乗り場は地下通路を通って5番ホームに上がり、
さらに線路を横切ったところにある6・7番ホーム。

b0024177_145197.jpg1両しかない列車に乗り込み
約30分で Maglie駅へ。
ここでオートラント行きに乗り換え、
さらにゴトゴト揺られること25分。

地平線まで延々と続く
広大なオリーブ畑。
その壮観さに見惚れていると
あっというまに到着です。

ぽつねんとたたずむ駅舎から
真っ直ぐ続く道をてくてく進むと、
南国風味バツグンの
ヤシの木をたずさえたロータリーにたどり着きます。
そこからは下り傾斜の一番急な坂道へ。
左に右に大きなカーブをどんどんと下っていくと、ほどなく視線の先には青く輝く海が!


≪街歩き≫
海岸通りを右に進むと城壁に囲まれた旧市街が見えてきます。
入江に沿った大きな広場では、観光客も地元のオジイちゃん達もベビーカーを押したお母さんも
みんなひなたぼっこをしながら気持ち良さそうに目を細めて海を眺めています。
ゆったり、ゆったりと流れる、穏やかで贅沢な時間・・・
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城門をくぐり、旧市街 ― Centro Storico の中へ。
曲がりくねった細い坂道をそぞろ歩きます。
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必見の大聖堂(写真右下)。 旧約聖書や神話を表した床一面のモザイク画。
人間や動物達が実に表情豊かに、チャーミングに描かれており、素朴な温かさに満ちています。
一方、大聖堂右奥にある礼拝堂。 三方の壁にびっしりと収められている頭蓋骨や大腿骨・・・
これらはオスマン・トルコ軍に攻め入られた際に殺された殉教者たちの骨とのこと。
オートラントの戦い

この穏やかな海を惚けながら眺めているだけでは なかなか思いが及びませんが、
旧市街をぐるりと取り囲む厚い城壁や高台にある物々しい城の姿は
確かに かつてこの地が戦場の舞台であったことを物語っているのでした。。。


◆       ◆       ◆

(余談)
海の美しさに引けを取らないモザイク画の味わい深さで、私のココロをぐわしと掴んだ大聖堂。
写真撮影禁止であったため、この大聖堂の写真が多く掲載されている街のガイドブックを
そばのおみやげ屋さんにて購入してきました。

―― が、帰宅後よくよく見てみると・・・ い、いや・・・ 一瞥して気がついたことに、
なんとそのガイドブックはフランス語版でした・・・。 ががーん。


sventato : 【agg.】 軽率な、無思慮な; 不注意な / 【s.】 あわてんぼうさん≫
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| by dicotomia | 2008-05-06 02:13 | 旅先のイタリア語
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