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プーリアの旅 その1 ― レッチェ Lecce
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La chiesa di Santa Croce, costruita tra il 1549 e il 1646,
è l'espressione più alta del barocco leccese.


ローマ入りの翌日、どしても立ち寄りたくて まずはサレルノへ移動。 昨年この地で知り合った友人宅を訪問しお昼ゴハンをごちそうになり、滞在時間5時間という短さで、いよいよプーリア州最初の目的地、南部のレッチェを目指します。

≪移 動≫
当初 『地球の歩き方』 に載っていた Miccolis 社 のプルマンで移動できればいいなー、と考えていたものの、能力および時間不足で詳細情報は得られず。 当日友人に 「このバスに乗りたいのだけれど・・・」 と伝えてみると、バス停の名称となっている場所まで連れて行ってくれたのですが、なんと、現在その辺り一帯は工事中で、バス停はどうやら(一時?)移動されてしまった模様!(笑) さらに 『地球の歩き方』 記載のTEL番号に電話をしてくれたのですが、こちらも繋がらず・・・ 事前に問い合わせや予約をしていない私に対し友人は 「日本人は preciso だと思ってたけど、キミは違うんだねえ(笑)」 とのステキなお言葉を♪(笑)

結局、サレルノ → ナポリ乗り換え → カゼルタ乗り換え → レッチェ という、接続待ち時間を含めて計7時間の列車大移動。 カゼルタ → レッチェの4時間半は国鉄終着駅行き、およびユーロスターならでは安心感(※)で ほぼ寝倒します。 (※注 : 誤り。そもそもよいこは公共の場では眠りません。)

レッチェ到着は22時。 夜もどっぷり更けてはいましたが、それなりの大都市。 駅前から続く通りは車がびゅんびゅん走っており、また、旧市街に入ると散歩する人々、立ち止まって歓談する人々で街は賑わっています。 キョロキョロと道を確認しつつ、駅から歩くこと20分ほどで当地のお宿に無事到着。

≪宿 泊≫
Bed & Breakfast LecceSalento (Via Richel Eugenio Rubichi 3)
旧市街のほぼ中心、サントロンツォ広場 (Piazza S.Oronzo) から一本裏路地の建物2階。 家族経営のB&B。 立地、広さ、清潔さ、申し分ナシ。 二泊。 建物入口、フロア入口、そして自分の部屋との3つの鍵をもらい、朝昼夜自由に出入り可能。オーナーさん一家は同じフロアの対面の家で暮らしており 「何かあったらインターフォンを鳴らしてね」 とのこと。

b0024177_12111570.jpg―― が、チェックアウトの日、朝9時過ぎにインターフォンを押すが応答がナイ・・・。 しばらく待って二度三度と押してみると、オーナーのオジサン、ねぼけまなこでズボンをはきはき出てきましたよ(笑) まあ、こんなゆるゆる~な調子で、オジサンもムスメさんもおマゴさんもとっても Simpatici。 ちなみにオーナー宅入口にあるPC(インターネット)は申し出により利用可能でした(日本語OK)。

Piazza Sant'Oronzo era il più tradizionale luogo di incontro dei leccesi fino agli anni settanta del secolo scorso, prima che la città si sviluppasse nella direzione del quartiere Mazzini...


≪街歩き≫
パトラッシュ・・・ ボクはもう聞き飽きたよ・・・
そんなセリフが巷で囁かれているのではないかとつい危惧してしまうほど、レッチェの街を語る文章には必ず登場するキーワード、"Barocco(バロック)"。 エエ、もちろんワタクシも書きますとも。
(バロック他、建築様式については、平易な言葉で簡単に読みやすく、しかし写真やイラストを交えかなり詳細な解説がなされている コチラのページ が個人的にオススメでございます。)

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バロック様式の建築物自体はイタリアの随所に点在していることでしょう。 が、しかし、レッチェは他の街と何が違うのかって、油断していると何度も袋小路に迷い込んでしまう迷宮のようなこの小さな旧市街の中に―― 教会に、大邸宅に、小住宅に、通りの角に、軒下に、扉に、窓に、柱に、右に、左に、それはもうこれでもかと無数のバロック芸術が むぎゅぎゅーっと凝縮されているのです。 つまり、大きく空が開けた見通しのよい広場や大通りが舞台となっているのではなく、したがって、細く入り組んだ路地を曲がるたびに、突然、女神や天使、動物、果物など生命の躍動感にあふれる彫刻やリズムカルに跳ねる装飾性に富んだフォルムが次々と目に飛び込んでくるというわけです。

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・・・ハイ、レッチェのバロック。 これだけでもチトお腹いっぱいでしょうか~。

≪総 括≫
びっくりどっきりいきなりの総括(?)です。(写真を貼り過ぎて力尽きた模様)

寝倒して・・・ いや、夜のとばりにつつまれて この街に到着してしまったためか、ややくすみがかった黄金色のバロック建築があまりにも重厚壮麗に目に映ったからか・・・ スコーンと抜けた南国風味のベルテンポの中 街歩きをしたにも関わらず、南イタリア・プーリア州、しかもその南部までやって来たのだという感覚にはまるで至らず・・・。
ふむ。 陽光降り注ぐ青空の下よりも、むしろ、音も無く石畳に浸み込んでゆくような優しい雨に佇むアナタの姿を見てみたい・・・ そんな気分にさせられる、ちょっとオトナの趣き漂う街でありました。


  
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| by dicotomia | 2008-04-29 02:40 | 旅先のイタリア語
プーリアの旅 ― 番外編 その1
いやはや、番外編が最初にくるとはなんたることでしょう!! う~ん、愛くるしいですね。


約1年振りとなるイタリアの旅。 そして私にとって約1年振りのイタリア語会話の機会です。
すなわち、私の会話能力は成長どころかどう考えても退化しかしておりません。
しかし、それでも今回の旅では、ちょっとしたモノから なかなかに深いモノまで
これまでにはない数多くの出会いに恵まれ、現地の人たちと楽しく交流ができました。

人称も活用も語順もめちゃくちゃ。 いやいや、場合によってはほとんど単語の羅列。
そんな私の拙いイタリア語でも皆さん大いなる想像力で解読を試みてくれたり、
理解できずにぽかんとしている私を見て平易な言葉で何度も言い直してくれたり・・・

異国から来た観光客にただならぬ好奇心を抱き、積極的に関わろうとする姿勢が
この南イタリアでは他の土地より強いように感じました。

◆       ◆       ◆

というわけで、イタリア語会話初級者の私が
今回の道中、出会ったイタリア人たちといったいどのような言葉を交わしていたのか、
「よくある質問」 をちょろっと書き出してみましょー。わー。

1. 「日本人か?」 「どこから来たのか?」 「どこに住んでいるのか?」
「はい」 「日本から来ました」 「札幌という街に住んでいます」 ・・・年配の方には冬季オリンピック開催地ということで認識されていることもある札幌ですが、当然ながらほとんどの人から知らないと言われます。そんな人たちには 「日本の北部の北海道という島にある街で、夏は涼しくていいけど冬はとっても寒くて雪がたくさん降るんだよー」 と付け加えます。今回は特に 「雪は1メートル以上積もるよ」 との言葉に、バーリの皆さまから 「なんてこった! この街では1年に1回降るか降らないか・・・ しかも1cmだ!」 との返答が(笑) ちなみに 「日本のどの街を知っていますか?」 とのコチラの問いには、東京、大阪、京都、広島、長崎、の5都市が挙がることが多いです。

2. 「学生か? 働いているのか?」
当初は単に身分・職業を尋ねているのかと思っていましたが、どうやらこの質問は私を観光客とは考えずにその街に住んでいる、またはイタリアのどこかで暮らしていると想像しての問い掛けのようです。ローマやミラノ、フィレンツェなど日本人が多く暮らしている街であればよくある質問だとは思いますが、このような南イタリアの小都市でもそう捉えられるのね~。うーむ。日本人観光客をほとんど見かけない土地なので、旅行中という発想には向かわないのかなあ。あるいはあまりにも平然とした態度で街を闊歩し過ぎているのか(笑) 「休暇中でイタリアを旅行しているんだよー」 と伝えると次の質問に続きます。

3. 「いつイタリアに来たのか?」 「いつ帰るのか?」 「どこを回っているのか?」
まあ、これは普通に答えます。色をつけるなら 「イタリアに来たのは○回目だよ」 「でもこの街に来たのは初めてだよ」 等々加えます。

4. 「一人なのか?」
これは質問者や状況によって答えを変えます(笑) 「一人だよ」 と回答すると 「どうして一人なのか?」 と続く場合も多いです。これもまた質問者や状況によって答えを創作します(笑) パターンその1 「一人旅が好きなの」 との答えには、とあるイタリアーノくんから 「わかるわかる! ボクもそうだよ。人と一緒だとあっち行きたい、こっち行きたいと意見が分かれて疲れちゃうんだよねえ~」 と勝手に解釈されての共感のお言葉を頂きました(笑) また、「一人だよ」 という回答には coraggiosa だの、ragazza fortessima だの、数々の称賛(?)を頂戴しました。

5. 「キミはいったい幾つなんだ!?」
いや、イタリアでも初対面のオナゴには年齢を尋ねないというマナーがあるみたいですけどね、特に 「一人で旅行中」 と答えたパターンで年配の方から度々訊かれました。こんな幼いムスメっコが一人旅なんて まんまみーあ!? と心配されてのことのようです。そんなお心遣いを無下にするのは忍びないので 「いやー、日本人は幼く見えるみたいですね~」 などと言って笑ってごまかすか、「そ、それは言えません! ヒミツです!」 と答えるか、適度にサバを読みました(笑)

6. 「イタリア語を話せるのか?」
「はい、少しだけ。イタリア語を勉強しています」 と答えると 「なぜ勉強しているのか?」 → 「イタリアが好きでイタリアを旅行したくて」、「どこで勉強しているのか?」 → 「日本で」 → 「語学学校に通っているのか?」 → 「大きな街にはイタリア語学校はあるけど私の街にはあまりないので、ラジオを聴いたり本を読んだりして独学で」 といった感じの流れになります。

7. 「日本からイタリアまでどうやって来たのか?」
そりゃあ飛行機でしょ~、と思っていたら、交通手段を訊いていたわけではなく、日本-イタリアの直行便があることを知らず、どこかを経由してやってきたと思っての質問のようです。

8. 「日本からイタリアまでの航空券はいくらなのか?」
日本に行ってみたいという人、または、そんな遠い国からはるばるやって来るなんて・・・と驚嘆している人、そんな人たちからこれも何度か訊かれました。でも暗算で日本円をユーロに換算することなど私にはできず・・・(涙) 電子辞書の電卓機能を利用して計算しました。

9. 「札幌(あなたの住む街)から東京まで何kmか?」
質問1 の後に続くケースですが、かなり以前にも触れましたが、コレ、時間ではなく距離で訊かれるんですよねえ。類似パターンとしては街の人口を訊かれます。

10. 「名前は?」
そして、ちょっと日本事情通の人には 「日本人の名前には意味があると聞いているけど、この名前の意味は?」 と尋ねられることがあります。 うーむ、ちゃんとした由来があればいいのですが、私の名前にはありません。 そこで、漢字を分割してそれぞれの意味を繋げて答えてみるのですが、たいてい笑われます(笑)


―― 以上、よくある質問 ~ 定番会話はこんな感じであります。。。


◆       ◆       ◆


その他. 「アキヒトは元気か?」 「コイズミは元気か?」
・・・まだコイズミでした(笑)



   
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| by dicotomia | 2008-04-21 03:01 | 旅先のイタリア語
南イタリアへ!
「4月になったら1~2週間、休暇を取ってもよいよー」 との有り難いお言葉を職場より頂戴し、
本来はそのようなことをしている場合ではないとは百も承知の上で、
出発日のギリギリ14日前に決断を下し、えいやと航空券を購入。
4月上旬吉日、今年も思い切ってイタリア放浪の旅へと行ってまいりました。

◆       ◆       ◆

ということで、今回初めて上陸したのは il tacco d'Italia ― Puglia !
レッチェ、オートラント、アルベロベッロ、マルティーナ・フランカ、チステルニーノ、ロコロトンド、
バーリ、および マテーラ (Basilicata州) と、イタリアのカカトをテケテケと歩き回ってきました。

年度末まで怒涛の日々を過ごしていたため、旅の準備期間はたったの1週間。
その1週間で私が行なったことはコチラ。

■その1■ スーツケース購入
9泊11日の旅に対し、3~5日用とのフダがついている小型スーツケースを新たに購入。
心配性で以前はあれもこれもといろんなモノを詰め込んでいましたが、それはヤメ。
どうしても必要になったら現地で買えばいーのだ。
いつも以上に長時間、長距離、頻繁な移動が容易に可能となるように、
できるだけ身軽にして行くことを心掛けました。
(※注 : 暖かな時期に暖かな地方への旅で、衣服がかさばらなくて済んだため、
 および、旅行中にオシャレにこだわるステキ女子ではないために為せるワザと言えましょう♪)
また今回は 「決別の旅」 と称し、着古してヨレヨレになっているものの
お気に入りでなかなか処分できなかった服を持って行き、旅の最中にドンドコ捨ててきました(笑)
そしてその空いたスペースには本やCD、DVDをたんまり詰めての帰国となりました。

■その2■ ホテル予約
旅の自由度は低減してしまうものの、やはりホテル探しに時間を費やしたくはないので
今回も事前にだいたいの旅程を決め、日本でホテル予約を全て済ませて行きました。
利用したのは恐らく皆さまお馴染みのコチラ。

 venere.com
 Booking.com

この二つのオンライン予約サイトは安宿が充実していてよいです。
あ、でもなぜかバーリはホテルの登録数が少なく、
ここのみ 「地球の歩き方」 に掲載されていたホテルに直メールにて予約を入れました。

■その3■ 時刻表検索
これが今回の旅で最も重要となるであろうポイント。小都市を効率よく回るために。
夏季ならプルマンも数多く走っているみたいなのですが、今回は全て列車移動で。

 Trenitalia - FS (Ferrovie dello Stato)
  ・イタリア鉄道
 FSE (Ferrovie del Sud Est)
  ・プーリア州を網羅する私鉄Sud-Est線 (Treitaliaでの時刻表検索にも反映されます)
 FAL (Ferriovie Appulo Lucane)
  ・バーリ-マテーラ間の移動に利用した私鉄FAL線

時間帯・路線によっては2時間に1本しか運行していないといった箇所もあるので
移動を予定している日のその区間の時刻表をずらりと印刷して持って行きました。


◆       ◆       ◆


そして今回の旅の教科書たち。

b0024177_213355.jpg『南イタリアへ! ― 地中海都市と文化の旅』
≪陣内秀信 著/講談社現代新書≫

この本に触れて南イタリア行きを決意する方は多いのではないでしょうか。もちろん私もそのひとりであります。 ただ、これを初めて読んだときには、プーリア州を旅するなんて自分にとってはむちゃくちゃハードルの高い夢物語だと感じていたのですが・・・ いやはや、なんとかなっちゃうもんですねえ。 ま、これは、インターネットの発達と南部の治安向上に因る部分が大きいかと思われます。



b0024177_2135944.jpg『南イタリア・プーリアへの旅 ― 青い空と白い迷宮を訪ねて』
≪木下やよい 著/小学館≫

歴史、地理、文化と、幅広い視点でプーリア州の各都市がディープに語られているうえに、移動経路や観光情報も充実。 読み物としてもガイドブックとしても使える良書。 見応えのあるカラー写真も数多く掲載されており街のイメージが捉え易い。 プーリアを訪ねるならぜひご一読を!


◆       ◆       ◆


その他、有用な情報はないかとネット検索を試みましたが、時間不足で充分には収集できず。

でもね、奥さん。 なんといっても 「ぷーりあ」 ですもの。
どこか間の抜けていて緊張感に欠けるこの響きに
アタマをすかっとカラッポにして我が身をまかせてしまえ~い!

そんな感じで、いつも以上に行き当たりばったりの旅に臨みました・・・


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Bianco (Locorotondo)

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Bruno e Verde (Matera)

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Azzurro (Otranto)


continua ...

※ 旅行記を書くのはどうも苦手なので、この後は 各訪問都市の
移動・街歩き・宿泊データ等をチラホラと綴ってみることに致します...

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| by dicotomia | 2008-04-20 01:59 | 旅先のイタリア語
トッテヲトッテ
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第二弾?
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| by dicotomia | 2007-11-27 22:20 | 旅先のイタリア語
サクサク
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数多の歴史的・芸術的価値の高い美術品や建築物に
容易に触れられるという環境も羨ましい限りですが、
たとえばこういったものを幼少より日常的に目にしながら暮らしていたら
やはりひと味違う美的感性が育まれるのではないかなあ・・・と思ったりしますです。

ずべべっと行きますよー
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| by dicotomia | 2007-11-23 13:39 | 旅先のイタリア語
battute
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サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂 (Roma) にて撮影
(教皇座がヴァティカンに移るまで長い間カトリック教会の中心的存在であった、
 伝統と格式を誇る大聖堂。 ・・・らしいゾ!)


dire la battuta 「台詞を言う」
battute d'effetto 「観客をわかせる台詞」
battuta a soggetto 「アドリブ」
battuta spiritosa 「上手い洒落」
avere la battuta pronta 「当意即妙の答えをする」
Dice battute dure con la faccia tranquilla.
 「彼は澄ました顔できつい冗談を言う。」
Non è capace di capire la sottigliezza di una battuta.
 「彼にはしゃれが通じない。」

◆       ◆       ◆

こちらのスーパーマーケットの精肉コーナーでは
相も変わらず ジンギスカンソング がエンドレスで流れているわけですが、
先日 幼稚園児くらいのオンナの子が
「ジンジンジンジンジンギスカン♪ ジンジンジンギスカーン♪」 と、スキップしながら歌ってました。
め、めんこかったあ~!
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| by dicotomia | 2007-10-26 01:36 | 旅先のイタリア語
なにが違うかって
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ナポリ、Stadio San Paolo の 猛々しく荒っぽい雰囲気とは全く異なり、
翌日訪れた ローマの Stadio Olimpico (オリンピコ・スタジアム) では
このような光景が数多く見られました。

continua ...

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| by dicotomia | 2007-08-08 01:54 | 旅先のイタリア語
やっぱりここはナポリだった・・・ <後編>
「ジャポネーゼか?」
観客席に向かって外階段を上っていると、早速 数人の兄ちゃんたちに声をかけられました。
ひととおりの定番会話 (「どこから来たのか?」 「いつ/なぜイタリアに来たのか?」
「イタリア語を話せるのか?」 ecc... ) を軽く交わしたところで、
「日本人ならカメラ持ってないのか~?」 なんて からかわれる。
ま、でも、悪意のない冗談にも受け取れたので、「持ってるよー」 と さらに会話に応じていくと、
それなら撮ろう、撮ろうと、いきなり私を囲んで記念撮影会に。
そういやサレルノの海岸で散歩しながら写真を撮っていたときも、釣りに興じる青年達が
自分たちを撮ってくれと言わんばかりに ものすごくイイ笑顔でポージングしてきたなー。
見知らぬ外国人相手に このノリ、この人懐っこさ。

「今日はどっちのチームを応援しに来たの?」
「もちろんナポリだよ」 と、買いたてホヤホヤのマフラーをひらひらさせる (てへ♪)
そして私のチケットを確認した彼ら。 「この席ならぼくらと同じエリアだから一緒に観戦しない?」
おお。 もともと、観客席についたら近くの人に声をかけて、
なんとか仲間に入れてもらって ナポリの話をいろいろ聞きながら観戦できたらいいなー、
なんて目論んでいた私。コレは願ってもない展開か。
(この人達なら大丈夫だろう~)と判断したうえで、お誘いに応じてみることにしました。

◆       ◆       ◆

案内されたのはバックスタンドほぼ中央、二階席最前列。(※)
彼らは毎試合、このエリアで観戦しているらしく、
ここに集まる30~40人ほどの人達は皆、馴染みの観戦仲間らしい。
私の隣に座ったアントニオくん、一人、また一人とやってくる仲間達を私に紹介し、
また、知り得た私のプロフィールをいちいち律儀に仲間達に伝えてくれる(笑)
そしてアイスも奢ってくれる(笑)
 ※ 一応座席指定で チケットには座席№が印字されているが、そんなものはどうでもいいようだ

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うーん、壮観で爽快な眺めだのお~


b0024177_157845.jpgウォーミングアップのためにピッチに選手達が登場すると、
周囲から 「ほら、カメラ!カメラ!」 と促され、
やれ、あれが Iezzo だぞ、写真撮れ!
Calaiò だ、Cannavaro だ、写真撮れ!とはやしたてられる。
あー、とりあえず、この日のために
ちゃんと予習してきてよかった~

そうこうしているうちに試合開始時刻が近づき、
スタジアムも既に熱気満タン。
想像していた通り、観客の95%以上は男性。
若者~オジサン世代が中心。
Chi è lui ? 有名人らしいけど 何者??
このオジイチャンも写真に撮れと言われた。


◆       ◆       ◆

さてさて。 昇格圏内、セリエB上位につけているナポリ。 どんな試合を見せてくれるのかと
興味津々だったのだが・・・ あれれ? なんとも大味なプレー。平たく言えば雑。
互いに適当パスの応酬で繋がらない。ピッチ中央部分であっちゃこっちゃとボールが行き交い、
時折しびれを切らした (状況を打開しようとした?) 選手が どっかんミドルシュート。
おおお。 かつてのどこぞのJ2チームを見ているような~(なんてね)
実際、Ammoniti (警告を受けた選手) 6名、Espulsi (退場者) 2名という、
なかなかの荒れ試合でもあったわけですが。

しかし、そんな試合内容でもナポリのサポーターは熱い。
まず、すごいなーと感じたのが、応援の統一感の無さ(笑)
最も熱狂的なサポーター達がホーム側ゴール裏に陣取り、そこで扇動される応援が
スタジアム全体に伝播していく・・・ というのが当たり前のスタイルだと思っていたんだけど、
そうでもないのね~。 要するに、スタジアム ほぼ360度、どこをとっても熱烈サポーターが
ぐるりと取り囲んでいたということだろうか。 観客席、エリアごとに銘々異なる応援歌が発生しては
その相容れない声のカタマリが四重、五重にも重なってスタジアムに充満する。
そして、その合い間、合い間に、野太い歓声と怒号があちこちで飛び交う。

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360度じゃない部分。対戦相手、モデナサポーターの応援席。
左右のみならず、前後も含め、天井からすっぽりとネットで覆われ隔離されている。



b0024177_1564793.jpgナポリの先取点。
スタジアムが割れんばかりの歓喜の声が轟く。

あっという間に失点。
悲愴感あふれる大きなタメ息。

その直後に 2回の爆発音。
モデナサポーター席の前に立ち上る白煙。
(汗)


そのまま膠着状態が続く。
互いに見せ場らしい見せ場がないまま、
荒れゲームの様相が強くなってきた後半も後半・・・
この日一番の大歓声がスタジアムを覆いつくしました。


「うおおおーーーー!」 「リゴーーーレーー!!」 「リゴーーーーレーーーー!!!」
「リゴーーーーーレーーー!!!」 「リゴーーーーーレーーーーーーー!!!!!」


ナポリの選手がゴール前で倒されたわけですが・・・
いや、確かに喜ぶべきところだろうけど、なんつうか、点、まだ入ったわけじゃないんですけど ^^;
なのにゴールを決めたかのような 歓喜の嵐。 天を突く絶叫。 興奮の最絶頂。
そして、な、なぜかこのタイミングで湧き上がったのが
「♪Chi non salta Modenese è! è!」 の大・大合唱。もちろんジャンプ付き。
数万人のティフォージが、このときばかりは揃って一斉に歌う。 一斉に飛び跳ねる。
声が反響する。スタジアムが揺れる。 おおおーー。すごい。これはすごい。
とうとうナマで聴けちゃったよ。 ホントに身震いするなあ~。

・・・が、この大盛り上がり後のお約束かのように、
PKで蹴られたボールはゴールマウスを大きく外れる・・・ ありゃりゃ~(笑)

◆       ◆       ◆

同点のまま後半ロスタイムを迎えようとした頃、スタジアム内の空気が変わる。
歓声が徐々に消え、我先にと出口に向かう人々の流れが生まれる。
一緒に観戦していたイタリアーノ くんたちからも 「もうここから出ないと!」 とせかされる。
・・・え? あ、いや、だって・・・、まだ試合終わってないじゃん!?
しかも同点だよ? 大量得点差がついてるわけでもないし。
それに、セリエA昇格のために残された試合もあとわずかという、緊迫した時期じゃないか。
「早く出ないと渋滞に巻き込まれるから!」

え? えーっと・・・ さっきまでの大興奮はどこへ!??

なんとなく流れにつられて、一緒に外に出る。
が、スタジアムの周囲は既に人、バイク、車であふれ、大・大・大渋滞。
排気ガスの臭いと途切れることなく飛び交うクラクションの音。
もちろん信号機はその意味を為さず、銘々が好き勝手に家路を目指している。
車は強引に割り込み、そのわずかな隙間を人が横切り、バイクがジグザグに走り抜ける。
・・・スタジアムはたいして危険を感じなかったけど、なんといってもナポリの恐怖はこれだ!!
いや、みんなよく 事故らないよなあー。

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ま、そんなこんなで カルチョ観戦@ナポリ、無事終了いたしました。
この時点ではまだ比較対象がなかったため、ただただ このオトコ臭さあふれる、
豪健で放逸なスタジアムの熱気と無法地帯の交通事情、大渋滞に圧倒されて帰ってきました。
が、この後 人生3度目のカルチョ観戦で得た印象から、
ナポリの特殊性をまた改めて感じることになるのですが・・・

ともあれ、

 Finalmente Napoli ritrova la serie più bella !
 Complimenti ragazzi !! Forza e Viva Napoli !!!


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最後にスタジアムに戻ってみた。
兵どもが夢の跡。


 continua ...

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| by dicotomia | 2007-08-04 00:12 | 旅先のイタリア語
やっぱりここはナポリだった・・・ <前編> 
ナポリを訪れたもうひとつの理由―― それは、二年越しの野望を叶えるため。
旅程と試合日程を照らし合わせると、今回の旅行中に2回ほどそのチャンスがありました。
そのうち1回はイタリア・カルチョ界屈指の熱狂的ティフォージを抱えるという、このナポリの地で。


ということで 行ってきました、セリエB観戦。
Stadio San Paolo (サン・パオロ・スタジアム) にて開催された
SCC Napoli のホームゲーム。 ちゃんとチケットを購入して、試合開始から終了まで(笑)

◆       ◆       ◆

相変わらずの行き当たりばっ旅。 行けばなんとかなるだろ~。
駅からスタジアムの道順も、当日券の購入方法もあまりよくわかっていなかったため
とりあえず早めに、午前中のうちにスタジアムを目指します。

地下鉄 Linea2、Campi Flegrei (カンピ・フレグレイ)駅下車。
駅前に出てみてようやく気がつきましたが、三年前 ダニ・カラヴァンの作品
『認識の道(Way of Knowledge)』 を見に Città della Scienza/科学の街 (科学博物館)
に行ったときも、この駅で下車してバスに乗り継いだことを思い出しました。

早速 ナポリの応援グッズを身にまとって歩いている集団を見つけ、尾行開始(笑)
ものの一分ほどで正面に姿を現した、約8万人収容可能な巨大スタジアム。 うわ。かっこエエ~。
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まずはスタジアムの周囲をぐるりんと一周、観察してみる。
さすがにまだ時間が早すぎるのか、観客と思われる人の姿はまばら。
それに対して、警備員や警察、警察車両はものすごい数で既にスタンバっておりました。
グッズ屋さんやパニーニ屋さんの屋台も着々と出店準備中。
チケット売場の位置を確認した後、日本との時差を感じてみたり、近くのバールで昼食をとったり
(Birraで のどを潤したり)、商店街をお散歩したり・・・と、有意義に時間をつぶしてみました。


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イタリアでは、
Tシャツやマフラー等、
応援グッズに よく
ルパン三世が採用
されていますよね~。
ぺるけ??


b0024177_3323515.jpgラクガキや破れたポスターがコキタナサを演出し、
退廃感溢れる怪しげな BOTTEGHINO (チケット売場)。
鉄格子を挟んでのやりとり。 窓口は小さく 中は暗く、
売り子さんの顔は全く見えません。

DISTINTI (バックスタンド)、
CURVE (ゴール裏) はわかりますが、
T.POSILLIPOT.NISIDA ってなんぞや~~???
ま、さすがに、ゴール裏に行くほどの勇気はありませんので
ここはおとなしく DISTINTI 25ユーロを購入。

ESIBIRE DOCUMENTO VALIDO D'IDENTITÀ
チケット購入には身分証明書が必要です。
私はパスポートのコピーを提示。
しばしの間があり、手渡されたチケットには・・・
おおっ、確かに 私の氏名が印字されています!

CHIUSURA TASSATIVA BOTTEGHINI
H.15.00

ハイ、だいじょぶですよ。
もう購入しましたよ~。



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一応 微力ながらも気休めになろうかと
水色のTシャツにジーンズ姿でやってきましたが、
さらに1ユーロで売られていた
ショボショボペラペラマフラーなんぞも購入し、
試合開始2時間前となりましたので
いよいよスタジアムの中に入ってみます。

入場の際も身分証明書の提示を求められ、
チケットの氏名と照合されました。


よーし。ナポリのカルチョ熱を体感するぞー。


ちなみにネット検索によると、Posillipo も Nisida もスタジアム近くの地名のようなんですが・・・
その方角を示しているのでしょうか? 座席との関係がイマイチわかりませんでしたー。

 continua ...
[追記]
Posillipo は最高級住宅街として有名な地区だったんですねー。
かつてマラドーナもこの地で暮らしていたそうです。
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| by dicotomia | 2007-07-25 23:51 | 旅先のイタリア語
現地調査
してきましたよ♪ → ナポリの 「3C」

南イタリアの他の街でも 何軒か BAR をはしごしましたが、
やっぱり湯煎器を使用していたのはナポリだけでしたねー。

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湯煎器に浸かった tazzina、熱すぎてバリスタさんも当然素手では触れないようで、
トングを使用して取り出してました(笑)

どうしてナポリだけこのような慣習ができたのでしょうねぇ?

ま。 とにかく ナポリの caffè はとっても濃厚! 格別美味でしたー♪
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| by dicotomia | 2007-07-21 02:39 | 旅先のイタリア語
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