カテゴリ:旅先のイタリア語( 52 )
|
ここはナポリだよ?
イタリアでひとり街歩きをしていると 「どう見てもひと回り以上年下だろう~」 という若者から
「いや、アナタ、70歳は超えていらっしゃいませんか?」 というオジイチャンにまで
ひっきりなしに声をかけられるという、まあ、日本では有り得ない現象が起こります。
今までは そんな呼び止めにはほとんど反応せず無視してきたのですが、
今回の旅のテーマは "Comunque provo a conversare!" ということで
よっぽど怪しい風貌の人でなければ 深入りしない程度に会話に応じてみることにしました。

その結果、思いがけずハートフルなご親切や楽しいひとときを頂戴することもあったのですが、
このナポリでの出会いも なかなかオモシロイものでした。

◆       ◆       ◆

三年振り、二度目のナポリ訪問。 今回この街を訪れた理由は二つ。
まずは一つ目。 Napoli Sotterranea (地下ナポリ見学ツアー) 体験に。

スパッカナポリのサン・パオロ・マッジョーレ教会脇にある Sotterranea 入場口まで
ナポリ中央駅から歩いて行こうと、そのルートを確認すべく地図を広げて見ていたところ、
ハタチぐらいの青年に 「どこに行きたいの?」 と声をかけられました。

そこで目的地を指差し伝えたところ、青年は私の手から地図を奪って しばしの沈黙。
そして地図をぐるぐる回転させながら お悩みの様子・・・ あはは(笑)
「いや、私、道に迷っていたわけではなく、地図が読めないわけでもなくて・・・」
そう言おうとした瞬間
「どうやって行けばいいか、ちょっと人に訊いてみるから待ってて!」 と青年。
近くにいた露天商のオジサン達やら 制服姿で歩いていたTrenitaliaの職員やらに
地図を見せてなにやら尋ねまくり・・・  あ、ありゃりゃ~~~。

が、しかし、同じく地図を読めないのか、面倒くさいのか(たぶんコッチだと思うけど)
皆の反応は鈍く、良回答を得られない青年の顔に徐々に焦りの色が見えてくる・・・

こ、これはさすがに悪いなーと思い
「大丈夫だよ。地図を見ながら一人で歩いて行けるから!」 と伝えてみる。
が、思いがけず返ってきたのは 「えっ!? 歩いて行くの? 結構遠いよ!?」 との驚きの声。
んー? 過去に街歩きした記憶を鑑みると、
これってせいぜい徒歩20分程度の距離だと思うんだけど・・・?

◆       ◆       ◆

「たぶんバスに乗った方がいいと思うよ。 うん。バスの人に訊いてみよう!」
私の意向なぞお構いなしに、今度は駅前のバスターミナルに向かってずんずん歩き出す青年。
そして、停車中のバスの運転手に 目的地近くを通過するバスのナンバーと乗り場を尋ねて
「歩いて行くには遠いですよねぇ?」 と確認。 運転手さんも 「ああ、そうだね」 との返答。
そして青年、 「バスが来るまで一緒に待っててあげるから」 と 早速バス停まで案内してくれて・・・

あれれ。 バスで行くことになっちゃったよ(笑)

ま、いっかー。 ナポリでバスに乗ったことなかったもんなー。
そんなこんなで バスを待つ間、しばし青年と歓談を続けておりました・・・・

が、ここでワタクシ、ふと重大なコトに気がつきます。
会話を途中でやめ、青年に恐る恐る問いかけました。

「あ、あの・・・、そういえば私、バスの切符、持ってないんだけど・・・?」

すると青年、一瞬 大きく驚いて、
その後、大笑いと照れ笑いと苦笑いが入り混じった複雑な笑顔で一言。

いや、だって・・・ ねぇ、ここはナポリだよ?


・・・・あ。 え、えっと・・・ハイ、
そ、そうですか。 さようでございますか。

◆       ◆       ◆

ほどなくバスが来たので、青年にお礼を言って乗り込みました。
おかげで徒歩20分と思われた距離も バスでは5分程度で到着。
そして 無事 Napoli Sotterranea を堪能~!
ツアー詳細は kaiokoせんせいのブログに 素晴らしいレポートがありますので
ぜひそちらをご覧ください!(笑) ↓↓↓

 ナポリ:Roll up for the Mystery Tour
 ナポリ:Napolisotteranea・前編
 ナポリ:Napolisotteranea・後編

b0024177_3215958.jpg


今回 得られた仮説。
ナポリ人。地図を読むのが苦手。または面倒。
ナポリ人。徒歩20分は徒歩圏内ではない。
ナポリ人。バスに乗るのにチケットはいらない。 (※よい子は真似しません)

さて、真偽のほどは・・・?(笑)
[PR]
| by dicotomia | 2007-07-20 00:51 | 旅先のイタリア語
la luce ed il colore
Villa Panza にて もうひとつの出逢いがありました ―― Dan Flavin ダン・フレイヴィン。
国立新美術館の 『大回顧展モネ』 や 『20世紀美術探検-アーティストたちの三つの冒険物語』 で
彼の作品が展示されていたそうなので ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
私は、名前や作風は記憶にありましたが、実際に作品を見るのは初めてでした。

b0024177_23431920.jpg

まっすぐ伸びる薄暗い通路。その両サイドにある部屋の入口から様々な色が溢れ出ています。
その怪しげな光に誘われ、恐る恐る足を踏み入れます。


Dan Flavin nasce nel 1933 a New York. Studia arte alla New School for Social Research e alla Columbia University, nonché alla Hans Hoffmann School of Fine Arts. Nel'61 Flavin inizia ad impiegare la luce elettrica nelle sue realizzazioni: in questo modo egli aggira il limite imposto da cornici, piedistalli ed altri mezzi convenzionali relativi alla pittura. Utilizzando esclusivamente la luce ed il colore – e il loro valore psicologico ed emotivo – messi in relazione con l'architettura dove vengono collocati, Flavin crea nuove percezioni sensoriali, consapevole della capacità della luce di trasformare lo spazio.

Ogni opera, anziché essere bidimensionale, comprende le tre dimensioni dello spazio espositivo, condizionando e venendo condizionata dallo stesso spazio in cui è inserita: l'ambiente sembra più ampio, scompaiono gli angoli, la luce cambia colore. Flavin ha reso il legame linea-forma-luce-colore assolutamente inscindibile, rompendo ancora una volta i confini tra pittura, scultura, architettura.


正直なところ、すぐにはピンときませんでした。
タレルが扱う光とは対極に位置するであろう、ネオンチューブが構成する人工的な光。
街に氾濫する看板、広告塔に多用されては、軽薄で品位に欠ける印象をもたらし
景観を破壊する諸悪の根源ではなかったか・・・ (ちょっと言い過ぎ?)

しかし、ひとつひとつ部屋を巡り、
また、部屋の中を歩き回り 自分の立ち位置を変えながら作品を体感しているうちに、
自分の中に nuove percezioni sensoriali が生まれていく様が自覚できました。

b0024177_23444161.jpg
b0024177_2345916.jpg

光のグラデーション。 壁や床に映り込む間接光。 色彩の融合。

b0024177_2345581.jpg
b0024177_23461579.jpg

今 自分がどこに立っているのか、足元がふわりとした感覚に襲われ、天地の認識が狂う。
しかし 不安どころか、自分を包み込むこの人工光が なぜか優しく温かいものに感じてくる。

b0024177_23465867.jpg
b0024177_23474353.jpg


彼の作品は、ミニマル・アート(Minimal Art) ― 最小限の芸術 ― に分類されています。
装飾的・説明的な窓から幻想を見ようとする芸術観を否定し、不要なものを排除し、
色や形を極度に簡素化して、それでもなお芸術と呼べる最小の単位のようなものから
感覚器官に直接的に全的に働きかけを行なう、1960年代のアメリカで広まった芸術運動です。

◆       ◆       ◆

10コほどあった彼の展示室を二往復、ゆっくりと回ってみました。

宇宙空間から帰還した後、宗教に帰依したという宇宙飛行士の話がなぜか思い浮かびました。


タレル、フレイヴィン他、パンツァ・コレクションを堪能した二時間弱。
この現代アートの展示フロアには、他の客は誰一人として訪れませんでした。
これで採算がとれているのでしょうか・・・?
[PR]
| by dicotomia | 2007-07-13 00:24 | 旅先のイタリア語
タレルの空を見に
b0024177_9124284.jpg

ミラノから約一時間、列車に揺られて到着したのは Varese。
この日 この街に訪れた理由は二つ。

まずは一つ目。タレルの空を見に。

当ブログをご覧になってくださり、時折 感想メールを寄せてくださる
Tさんより (いつもありがとうございます) Varese にある Villa Panza に
私の好きなジェームス・タレルの部屋があると教えていただいたのは2年近く前。
今回ようやく そこを訪問するという夢が叶いました。

◆       ◆       ◆

Villa e Collezione Panza
 ― Una collezione d'arte contemporanea famosa nel mondo

b0024177_9133510.jpg

La Villa
Villa Panza fu costruita nella metà del XVIII secolo e ampliata in epoca neoclassica dall'architetto Luigi Canonica. Appartenuta a nobili famiglie lombarde (Menafoglio, Litta Arese Borromeo), trova la sua massima espressione grazie all'intervento dell'ultimo proprietario, il conte Giuseppe Panza di Biumo.
Grande collezionista d'arte contemporanea, a partire dagli anni '50 del Novecento, Panza iniziò a raccogliere nella Villa opere di straordinario interesse, esponendole con cura nei locali settecenteschi in felice accordo con i ricchi arredi e le preziose raccolte d'arte africana e precolombiana.
Incantevole cornice della Villa è il vasto parco che la circonda: più di 33.000 metri quadrati di verde che dominano la città e la corona alpina. L'originaria impostazione geometrica "all'italiana" del giardino è stata addolcita nell'Ottocento secondo il modello "all'inglese", creando così quell'atmosfera romantica tan to cara ai paesaggisti del XIX secolo.

La Collezione
Giuseppe Panza, inizialmente interessato all'espressionismo astratto americano, cominciò ad acquistare opere d'arte sconosciute al grande pubbilico sin dal 1956.
Considerato uno dei più importanti collezionisti d'arte nel mondo, fu tra i primi a proporre innovativi criteri espositivi per l'arte contemporanea: le opere progettate dagli artisti appositamente per la Villa sono ospitate nelle Scuderie, nelle stanze dell'ala padronale e nell'ala dei Rustici. Per quest'ultima, in particolare, i protagonisti dell'arte ambientale di Los Angeles - Irwin, Nordman, Turrell - che lavorano soprattutto sulla luce, lo spazio e la percezione, hanno appositamente progettato nuove installazioni. Nei locali attigui si trova l'importante raccolta di opere di Dan Flavin, realizzate esclusivamente con tubi di luce fluorescente. Ormai divenuta prezioso scrigno di un'arte oggi riconosciuta come una delle più alte testimonianze culturdali del XX secolo, Villa Panza ospita più di 150 opere d'arte contemporanea.
― Villa e Collezione Panza カタログより ―


b0024177_9135456.jpg
James Turrell  ― SKY SPACE ―


白コンクリートの壁と床と天井に囲まれた小さな小さな部屋。
その天井には正方形に切り取られた空。

・・・徐々に距離感が狂ってくる。
天井と同一平面上に青いキャンバスが張られているかのように。
手を伸ばせばあの雲を掴むことができるのではないかという錯覚が起こるほど、
空が近くに、目の前におりてくる。

その一方で、明度と彩度の低いこの閉鎖空間の、限られた開口部から
真っ青な空と現れては流れ消え行く雲を凝視していると
不可視領域に無限に拡がっているであろう外宇宙を強く意識させられる。

この天窓に吸い込まれて外に出たならば。
きっと、無自覚にも抑圧されていた何かが解放されるに違いない。 そんな気にさせられる。

◆       ◆       ◆

モネが異なる時間帯、異なる気候、異なる季節の瞬間、瞬間を捉え、
異なる光に溶ける 『ルーアン大聖堂』 や 『積み藁』 の連作を数多く制作したように、
ここでも移ろいゆく空の表情を、切り取られたキャンバスが刻々と捉える。

特に日の出・日没にかけて
それはそれは美しい光の画が 幾多も現れることだろう。


でも悲しきかな、所詮ただの観光客。 次の目的地に移動しなければなりませぬ。
わずかな時間でしたが、この空を目に焼き付けて。


b0024177_9142276.jpg
     ― SKY WINDOW ―                 ― VIRGA ―




b0024177_9161470.jpg
日本でもこちらなどでタレルの作品を鑑賞することができます。

光の館 (新潟県十日町市)
金沢21世紀美術館 (金沢市)
地中美術館 (香川県直島町)
ベネッセアートサイト直島 (香川県直島町)

いつか行ってみたいなあ。
生涯の宿題だなー。


 continua ...

[PR]
| by dicotomia | 2007-07-01 23:55 | 旅先のイタリア語
イタリアで出会う、古代ギリシアの街 (おまけ編)
Museo Archeologico Nazionale 国立考古学博物館

遺跡群の入口から道路を挟んで反対側にあります。
パエストゥムや近くを流れるセーラ川流域から出土した
マグナ・グラエキア時代の彫刻や陶器、神殿を飾っていたメトープ部分の浮き彫り、
古代ルカーニアの墓を飾っていた石板・フレスコ画などが展示保存されています。

b0024177_6163853.jpg

最も有名なのは、1968年にパエストゥムのネクロポリス(墓地)で発見された
『Tomba del Tuffatore (海に飛び込む男の墓) 』。(写真左下)
石棺を組み上げていた石板の蓋、内側に描かれていたフレスコ画で、
紀元前480年頃のものと推定されています。
素晴らしい保存状態で発見された この 「海に飛び込む男」 という不可解なテーマの石板は
古代ギリシアの絵画的資料がすっかり失われた現在において
大変貴重な存在となっているそうです。


◆       ◆       ◆


さて。 ここでもチケット売場の陽気なオジサンに話しかけられました。
しばらくの間、定番会話 (「日本人か?」 「どこから来たのか?」 「いつイタリアに来たのか?」
「イタリア語を話せるのか?」 ecc... ) を交わしていたのですが、
オジサンはふと何かを思いついたような表情をし、「コッチに来て」 と私に手招きをしました。

そして、壁に貼られていた一枚の白い紙を剥がし、
「ここに同じ意味の言葉を日本語で書いて欲しい」 と言って私に手渡してきました。

その紙に書かれていたのは・・・
----------------------
"Toilet Chiuso"
"Toilet Closed"
"(恐らくドイツ語)"
----------------------

・・・ハイ、確かにコチラ、トイレ出入口横の壁に貼ってありましたね。
ん? もしかして、トイレが壊れているのかー!? わははー、さすがイタリア!!(笑)

続けて、太い黒ペンをオジサンから渡される。

うーーーん。 と・・・ 日本語ね。 そうね。 何て書こう~?
えーーーと。 "使用不可"・・・ "禁止" まで強めてもいいかな~。

指示通り一番下に追加して、 "トイレ使用禁止" と書き入れてみました。
それを見ていたオジサン、 「Bello!」 を連発して大喜び(笑)
そうか~。 やっぱりコッチの人にとって、日本語の文字ってホントに魅力的に見えるんだー。
・・・・ トイレ なのになー。


その後、博物館を存分に堪能し、帰ろうと出入口に戻ると
オジサンは私にウィンクをして(笑)、また手招き。

なんだなんだ? と思いながら近寄ってみると
「さっきと同じようにもう一度書いて欲しい」 と言って
またもや "Toilet Chiuso ・・・" と書かれた紙を差し出してきました。

んー?? さっき書いたものは・・・? と、ふと横に追いやられている紙に視線を落とすと、

なんと!! 私が書いた日本語の下に
大小いくつもの "トイレ使用禁止" が びっしりと書き込まれています!!(笑)
小刻みに震える線で、いびつな文字で、
ところによっては、二度書きどころか三度書き、四度書きと線を重ねて (笑)(笑)(笑)

私は笑いをこらえながら、一応尋ねてみました。
「これ、誰が書いたのですか?」

一瞬 恥ずかしそうな表情をしたオジサン。
しかしすぐに得意満面、 「もちろん、私だよ!」 と ニヤリ。

◆       ◆       ◆

きゅきゅきゅ・・・
新しい紙にもう一度、さっき以上にでかでかと書き入れました。
それをまた満足そうに見つめるオジサン。
今度は大丈夫かいな?(笑)


もし近いうちに、この博物館に訪れる予定のある方がいらっしゃいましたら、
博物館出入口左の壁、トイレの案内板の下に この紙が貼られてないか、
是非ちょっと見てみてくださいね。
黒太ペンの日本語の下に、
さらに文字が書き込まれていないかどうかも・・・(笑)

ちなみによくよく尋ねてみると、現在トイレが故障中というわけではなく
「清掃中や 故障した場合に 貼るからね~」 とのことでした!


  
[PR]
| by dicotomia | 2007-06-13 01:39 | 旅先のイタリア語
イタリアで出会う、古代ギリシアの街
南イタリア・カンパーニャ州。サレルノから列車で30分ほどの無人駅。
駅正面出入口からまっすぐ伸びる唐傘松の並木道、
何もない、のどかな田舎道を10分ほど歩くと到着します。


PAESTUM ― la più bella città della Magna Grecia
Greci, forti forse di precedenti frequentazioni e cognizioni sulla pianura, dopo essersi assicurati un avamposto fortificato in vicinanza del mare, vi fondarono intorno al 600 a.C. una città che chiamarono Poseidonia in onore del dio del mare...

約5kmにも及ぶ城壁で囲まれた、イタリア南部の古代ギリシア植民都市、
マグナ・グラエキア時代の遺跡群。1998年ユネスコ世界遺産登録。

特に、このパエストゥムの名声を世界的に高めている古代神殿の遺跡は
アテネ、シチリアと共に古代ギリシア建築の三大神殿と評されるほどのもので、
また、その保存状態の良さは本家本元のギリシアを凌ぐとさえ言われています。


Basilica/バジリカ (正式名称 : Heraion I/第一ヘラ神殿) ≫
b0024177_4273587.jpg
b0024177_428049.jpg紀元前6世紀中頃に建設された神殿で、
エンタシス(円柱中央部の膨らみ)が特徴的な
太く短い柱を持つ素朴で力強いドリス式建築。
また、神殿全体を取り巻くように列柱廊がある
ペリプテロス式(周柱式)神殿ですが、
通常ファサードの妻側と側面の平側の柱の
本数の比率は "1 : 2+1" になるところが、
この神殿は正面が9本、側面が18本という
異例の数で造られているとのこと。



Tempio di Nettuno/ポセイドン神殿 (正式名称 : Heraion II/第二ヘラ神殿) ≫
b0024177_4285132.jpg
紀元前5世紀中頃に建設。ドリス式。円柱は正面が6本、側面が14本。
神殿内部は同じくドリス式の列柱が三廊に空間を仕切っており、
各柱の上にはもう一本ずつ柱が重ねられていて、高い天井と屋根を支えていたことがわかります。
3つの神殿のうち最も保存状態がよい貴重な遺跡。圧倒的な重厚感が迫ってきます。



Tempio di Cerere/ケレス神殿 (正式名称 : Athenaion/アテナ神殿) ≫
b0024177_4291850.jpg
紀元前6世紀末頃の建設。円柱は正面が6本、側面が13本で、標準的なドリス式神殿。
ただ、内部ではプロナオス(前房)を支える8本の円柱には渦巻き型の柱頭の装飾が見られ、
既に部分的にイオニア式建築が導入されていたことは注目に値します。


b0024177_430676.jpg

Quartieri di Abitazioni (居住区)Foro (公共広場)Macellum (市場)
Comitium (民会会議場)Curia (集会場)Anfiteatro (円形闘技場) ・・・・

ギリシア植民都市に続き、ローマ支配下の時代には、
商店や市場を備えたフォロが造られ、街はさらに拡張されていきました。

・・・・・

初夏を思わせる太陽の陽射しが じりじりと照り付けてきます。
世界的な価値を持つ遺跡群とはいえ、場所柄のせいか観光客もまばら。
だだっぴろい草原を漂う静寂の中、ゆっくりと風化していく石の塊たち。
ゆるやかではありますが確実な時の流れが肌に伝わってきました。

2500年前に建設された神殿。 街の跡。 繁栄と衰退。

ここで生活していた人たちは、日々何を思って暮らしていたのかな?


b0024177_4303277.jpg
誰もいない Comitium に入り込む。
ふと横を見ると、半目を開け、アタマをやや上方に向けたトカゲがぴくりとも動かず佇んでいる。
その背中の色彩美に見惚れながら しばし様子を伺った後、ついカメラを向け接写してみた。
・・・なおも動かず。 おお、撮影OKですか。 それなら遠慮なく。 ぱちりぱちり。

その直後、人の気配がしたので振り返ってみると
「何を見てるの?」 といった表情をした 上品そうな白髪のおばさまが、こちらを覗き込んでいた。
欧米人観光客かな・・・
え、えーっと・・・ あ、あれ?? 「トカゲ」 って英語でなんて言うんだっけ!??

あたふたと曖昧な笑顔で、とにかく指で示してみる。

「Oh, ××!」
近寄ってきて、納得顔で応えるおばさま。

う。 聴き取れず・・・。

でも おばさま、嬉しそう(笑)
しばらくふたりで顔を寄せ合いながら、なおも微動だにしないトカゲを眺めてみた。

・・・・・

その後、ゆっくりと視線を遺跡に移し、またしばし眺める。
深い深い静寂に包まれる。

おもむろに おばさまが私を見て言った。
「What amazing place!」

あ。 今度は辛うじて聴き取れましたヨ。

私は深く頷いた。

そしてふたりで微笑んだ。



 
[PR]
| by dicotomia | 2007-06-11 00:26 | 旅先のイタリア語
ローマに来たならスペイン広場?
展覧会会場で放映されていたVTRを見てから、また、ユリさんにお話を伺ってから、
次回 ローマに訪れることがあったら必ず行ってみようと心に決めていたのがココ。

b0024177_23414672.jpg

Casa Museo Giorgio de Chirico ジョルジョ・デ・キリコ美術館

デ・キリコの没後20年にあたる1998年11月20日に公開された、彼が晩年暮らしていた家です。
Dicono che Roma sia il centro del mondo e che piazza di Spagna sia il centro di Roma, io e mia moglie, quindi si abiterebbe nel centro del centro del mondo, quello che sarebbe il colmo in fatto di centrabilità ed il colmo in fatto di antieccentricità.
Giorgio de Chirico
Memorie della mia vita


◆       ◆       ◆


b0024177_10504798.jpg要予約 (Orario e Modalità di Prenotazione)
ということで、まずは電話をかけてみた。
すると明日、明後日は既に予約満杯とのこと。
ええーっとお・・・・ ガイドブック等にも特に載っていないは、
扉横に小さな表札しか掛かってないは(場所は確認済み)、
極々ひっそりと運営してるのかと思いきや・・・?
それとも日本以外では結構有名なのかな~??
なんてアタマにハテナマークを散らしつつ、
仕方がないのでローマを発つ 明々後日の朝イチのガイド、
10時に予約。

b0024177_23494084.jpg当日の朝、9時にはスペイン広場前に到着。
さすがにこの時間はひとけもまばら。
早速目敏くミサンガ売りのオヤジが 「コンニチハ~」 と
言いながら握手を求めてくる。 ノーグラ~ツェ。
本を読んで時間をつぶしつつ、扉の前をちらちらと
チェックするも、いっこうに誰も来ないよおー。
10時2分前。 思い切ってインターフォンを鳴らす。
「10時に予約した者ですが―」 そう告げると
「4階まで上がってきてください」 と扉の鍵が開く音がする。

おおーっ。 中に入ると、上のチケットにも印刷されている
『ヘクトルとアンドロマケ』 の
巨大ブロンズ像がお迎えだー!
b0024177_2350329.jpg
正面奥にある階段を上っていくと、Museo(Casa)の
扉があり、気の良さそうな男性(今度は人間)がお出迎え。
入場料は5ユーロなり。
お釣りを取りに男性が奥の事務室に引っ込んだ途端、
自分の口元が思わず緩むのがわかる。
うわわーー、うれしいーーー♪
エントランス左右の壁にびっしり展示されている
彼の作品を間近に目にし、早速一気にトランス状態へ!
アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミン・エンドルフィン大放出ー♪♪

その直後、他のお客・イタリア人のおばさま2名がやってきて、
結局この3人でガイドツアーは始まりました・・・。 って、あれれ? たった3人なのねん。

◆       ◆       ◆

ガイドはもちろんイタリア語。 メモ帳片手に聴き取れた単語を殴り書きしていく。
・・・いや、ほとんど聴き取れませんってば(汗)
仕方がないので第六感で聴く。

一つ目の部屋。 1940-50年代、"いわゆるキリコ" の作風を捨て、
ルネサンス、バロック、ロマン主義的な古典絵画技法に没頭していた時代の作品。
再婚相手・イザベラの肖像画。肖像画。肖像画。そして自画像。自画像。
また、(ややその拙さを否定することはできないと思われるが)
特にルーベンスの模倣と見られる、官能的で躍動感あふれるバロック技法作品が印象的。

キリコがいつも座ってくつろいでいたというソファ。 目の前にはテレビ。
タバコをふかしながらテレビを見る至福の時間。

正面の窓からはスペイン広場、『バルカッチャの噴水』 が見下ろせる。 Spazione Riservato。
向かいのアパートの窓辺やテラスにあるプランター。緑が映える。
部屋の角にはワインやリキュール、グラスのお酒セット。

二つ目の部屋。Sala da Planzo。銀食器に囲まれる。
正面の壁には眠るイザベラの絵。 Silenzione。
セザンヌの影響を受けたと思われる、食卓上の果物。静物画の数々。
しかし大きく異なるのは、彼、お得意の奥行き感のある背景とその中に浮かぶ石膏像。

三つ目の部屋。Galleria。
15枚近くの油彩画とブロンズ(+鍍金)像。
お馴染みのモチーフ。イタリア広場。工場。兵舎。城。塔。噴水。ポルティコ。鉄道駅。汽車。
月と太陽。マネキン。仮面。三角定規。幾何学形体。木の床。砂浜。プール。白鳥。
お馴染みのテイスト。停止した時間。静寂。沈黙。誇張された遠近感。不自然に長く伸びた影。
狂う距離感。非日常。神秘的。白日夢。郷愁。憂愁。憂鬱。忍び寄る不安感。悲哀感。孤独感。

入口まで戻って、階段を上って二階へ。
左に四つ目の部屋。Camera da letto(小)。ベッド。机。本棚。
右に五つ目の部屋。Camera da letto(大)。大きなベッドに豪華なドレッサー。
窓からは見えるのはスペイン階段上、二つの鐘楼が印象的なトリニタ・デイ・モンティ教会。
写真を撮ってもいいと言うので早速ぱちり。

廊下にはデッサン、習作が並ぶ。

そして最後、六つ目の部屋。 ・・・・興奮の最絶頂、アトリエ。
意識的に揃えたのか、明度の高い床に、白い壁、白い天井、白い本棚、白いソファ、白いカーテン。
そして大きな天窓からは陽光が降り注いでいる。
この部屋で、晩年のあの傑作たちが描かれたのか―――

二つのイーゼルにはキャンバスが二つ。
描きかけの絵。イザベラの絵とミケランジェロの模写か。
テーブルには絵の具。溶き皿。天秤。電気スタンド。クレヨン。ペン。
使い込まれたパレット。何十本もの汚れた絵筆。溶き油。油壺。
そして椅子の上にはグレーの上着。

壁際にはぐるりと本棚。 ・・・おおっと、その中に日本語タイトルを発見!
なぜか 『日本の凧』 (俵有作編著、薗部澄撮影、菊華社)が。
本棚の上にはギリシャ彫刻石膏像と作品模型がびっしり。
ブリキのおもちゃの馬車。マンマの写真。
Michel Guy から贈られた Accademico di Francia の剣。太陽の細工。

最後に、立て掛けてあるキャンバスの裏側を見せてくれる。
イーゼルに吊るされていたのは
ベル、タンバリン、馬の蹄鉄、唐辛子・・・と、 魔除けグッズの数々(笑)

以上、所要時間50分。 入口に戻って芳名帳に記帳しておしまい。

◆       ◆       ◆

確立し既に評価を得ていた独自の作風を捨て、いや、捨てるだけではなく否定までして
普遍的価値を求め古典絵画に傾倒したものの、晩年に初期の作風に回帰していった、
その経緯の真意については勉強不足のため知り得ていないのですが、
この Casa Museo を訪問して感じたことは、

戦争体験だったり、周囲の不理解だったり、
偏屈なアーティストをさらに無口に、孤独に追いやる過去があったとしても
少なくとも このローマでの彼の晩年の暮らしはそれなりに満たされたものだったのではないかな。
このような一等地に豪華な調度品を揃えた家を構える経済的な豊かさは
彼が得た多大な評価の表れであり、それは精神的安定へと繋がっていたと思われ、
また、数々の肖像画からは 傍らにいたイザベラへの愛情と信頼が感じられます。
窓やテラスの眺めからはローマの潤沢な街並みと人々の活気を享受していたに違いありません。

何より、白を基調とした光あふれるアトリエは穏やかな空気に包まれていました。

作品タイトルだったり、彼の作品を語る際によく使用される表現を
「お馴染みのテイスト」 として前述しましたが、
私がそこから受ける印象としては負の要素はそれほど強くありません。
たとえば彼の画風の特徴のひとつである、ハッキリと描かれた対象物の輪郭線。
何度も重ね描きされ、太さもバラバラな描線からはプリミティブな温かみを感じます。
絶妙なトーンでまとめられてはいますが、緑の空、赤い建物、黄色い地面など
色相差に富んだ配色はオモチャ箱の中を覗いたようなキブンに。
有機的に融合された幾何学形体、擬人化された物体、マネキンのフォルムやポーズ、
どれも非常にコミカルでチャーミング。
消失点へと長く伸びる建物や尾を引く影が切り出す不思議な遠近感には
積極的に視線を誘われ その先にある何かに期待感を抱かせられ、
通常パッセッジャータ中の人であふれるイタリア広場に全くひとけがないなんて、
いったい何が起こったのか? ・・・そんな謎解き想像力がかきたてられます。

そして、特に晩年の彼の作品からは
それらの表現に迷いの無い、より冴えた色彩と筆遣いが見て取れます。

穏やかな暮らしの中で、きっと彼は
次は何を描こうか、どんなモチーフを組み合わせようか、
わくわくしながら、楽しみながら、作品を創り出していたのだろう。。。

・・・・なーんて、甚だ勝手な解釈をしながら。
この旅、最大の興奮を得たのがこの美術館というのは
やはり自分のエセ・イタリア好きっぷりが如実に表れているような気がします・・・(笑)

◆       ◆       ◆

というわけで、今年もなんとかイタリアを旅してきました。
今後ぼちぼちと、相変わらず時系列を無視した旅レポをアップしていこうかなと思っています~。
[PR]
| by dicotomia | 2007-05-26 00:51 | 旅先のイタリア語
biglietteria automatica 
 [Avanti] 進む
 [Indietro] 戻る
 [Esci] 終了
 [Comferma] 確認
 [Per annullarei tocca qui] キャンセルする場合はここをタッチしてください


Seleziona il tipo di servizio  サービスを選択してください

  [Emissione biglietti] 切符の発行
  [Emissione rapida] 最速(直近)切符の発行
  [Modifica prenotazione] 予約変更
  [Supplemento] 追加料金(自転車等)

Seleziona al stazione di arrivo  到着駅を選択してください

  [Altra arrivo] その他の到着駅

Quando vuoi partire?  いつ出発しますか?

  [Oggi] 今日 / [Domani] 明日 / [Altra data] その他の日

Imposta e conferma la data di partenza  画面をタッチして出発日を決定してください

  [Giorno] 日 / [Mese] 月 / [Anno] 年

Seleziona la fascia oraria di partenza  出発時間帯を選択してください


Tocca la soluzione che preferici  希望する列車(時刻)をタッチしてください

  [Soluzioni precedentei] (表示より)前の時刻表へ
  [Soluzioni successive] (表示から)先の時刻表へ

Vuoi comprare il biglietto?  切符を購入しますか?

  [Sì] はい / [No] いいえ

Seleziona l'eventuale riduzione  割引券があれば選択してください

  [Carta verde] 26歳以下割引カード
  [Carta argento] 60歳以上割引カード
  [Biglietto intero] 普通料金

Imposta il Numero dei viaggiatori e seleziona il biglietto
画面をタッチして旅行者の人数を入力し、切符を選択してください

  [Adulti] 大人 / [Ragazzi] 子供
  [Solo andata] 片道のみ / [Andata e ritorno] 往復

Che tipo di posto vuoi prenotare?  どの座席がよいですか?

  [Qualsiasi scelta posti vicino a] 選択済みの座席の近く
  [Corridoio] 通路側 / [Finestrino] 窓側

Tocca il biglietto che preferisci  希望の切符をタッチしてください

  [Prima classe] 一等車 / [Seconda classe] 二等車

Come vuoi pagare?  お支払い方法はどうしますか?

  [Carta di credito] クレジットカード
  [Bancomat] 現金引き出しカード
  [Denaro contante] 現金

Sei possessore di una carta di fidelizzazione?  ポイントカードを持っていますか?

  [Nessuna] 無し
  [Carta viaggio] 
  [Codice azienda] 

Inserire la carta nella fessura sottostante  カードを下の投入口に挿し込んでください




emissione : (音、光、熱等を)発すること、発散/(紙幣、小切手等の)発行、振り出し≫
modifica : (主に官庁、経済、法律用語として)改変、修正、改正、更改≫
fascia : 帯、バンド、リボン/包帯、胴着/帯封/地帯、地域/時間帯≫
riduzione : 縮小、引き下げ、割引/書き換え、脚色、簡約、翻訳≫
possessore : 所有者、持ち主≫
sottostante : 下にある、下の、下方の≫
[PR]
| by dicotomia | 2007-04-08 23:56 | 旅先のイタリア語
Chi vuol essere milionario? その2
前回の旅行の帰国便、座席の個人用TVプログラムの中にコチラのゲームがありました。
ウキキ~♪ と、milionaria 目指してサルのよーに繰り返し挑戦してみましたが
イタ語不足と教養不足と第六感不足のトリプルパンチで、15問連続正解は終ぞ達成できず・・・

b0024177_111131.jpg
Qual è il poligono con meno lati? 辺がより少ない多角形はどれ?
  A : Quadrato 正方形  /  B : Rettangolo 長方形
  C : Triangolo 三角形  /  D : Rombo 斜方形


機内でTV画面を幾度となく撮影する怪しい日本人。
液晶に le mie mani が写り込んでいますね(^^;;

◆       ◆       ◆

これらも100~1000ユーロまでの少額問題です。
(回答A が選択状態になっているのは、出題時の初期設定です)
b0024177_112045.jpg
b0024177_11144100.jpg
b0024177_1121271.jpg


解答...
[PR]
| by dicotomia | 2006-10-20 01:39 | 旅先のイタリア語
ぼくのご主人様を探しています ≪affisso : 貼り紙≫
トリノ散歩中に見つけた壁の貼り紙です。
b0024177_1422664.jpg
"CERCO IL MIO PADRONE"

Trovato martedì 2.05.2006 alle ore 16
in via Giolitti (pressi giardini Cavour) :
CANE MASCHIO, taglia grande, 8 anni circa, colore fulvo e bianco,
privo di medaglietta, tatuaggio o microchip.
Ricercasi LEGITTIMO PROPRIETARIO.
Telefonare al numero 338/234XXXX

『ぼくのご主人様をさがしているんだワン』
2006年5月2日火曜日16時、Giolitti 通り(Cavour 広場沿い)で見つけました。
大型犬のオス、8歳くらいで、毛の色は黄褐色と白のブチです。
名札、刺青、マイクロチップはありません。
本物の飼い主さんからのご連絡をお待ちしております。
電話番号 338/234XXXX

fulvo : 黄褐色の、赤みがかった黄色(金髪)の≫
legittimo : 合法的な、正統の/正しい、妥当な、もっともな≫
privo : 【agg.】 (・・・を)欠いた、持っていない、不足した (di ・・・)≫
≒ mancante(agg.), senza (prep.)

■ いろいろ欠けてみた
privo di buon senso 「常識に欠けた」
privo di logica 「論理性に欠けた」
privo di mordente 「説得力に欠けた」
privo di volontà 「意欲に欠けた」
privo di morale 「モラルに欠けた」
privo di fondamento 「根拠のない」
privo di carattere 「根性がない」
privo di vitalità 「活気のない」
privo di energia 「覇気がない」
privo di idee 「思想(信念)がない」
privo di prospettiva 「見込みがない」
privo di sentimenti 「思いやりがない」
privo di varietà 「変化のない」
privo di coscienza 「良心がない」
privo di espressione 「表情がない」
privo d'istruzione 「教養がない」
ここまで言われるとキツイですね・・・・

■ 広告・掲示板等に見られる "si+三人称単数/複数形の他動詞" の受動態
Si affitta un appartamento. 「アパートが貸されている」
   "Affittasi appartamento" 『貸しアパート』

Si vende una casa. 「家が売られている」
   "Vendesi casa" 『売り家』

Si cerca una domestica. 「お手伝いさんが探されている」
   "Cercasi domestica" 『お手伝いさん募集』

Si offre un lavoro. 「仕事が提供されている」
   "Offresi lavoro" 『求人』


今夜は豊平川の花火大会がありました。
浴衣を着込んだかわいい子供たちや初々しいカップルたちが大勢いる中、
缶ビール+おつまみ片手に見てきました。 ダメ大人。 ( > dieta~はどーしたー♪)
[PR]
| by dicotomia | 2006-07-15 01:11 | 旅先のイタリア語
MUSEO MATISSE ― Nizza, Cimiez
南仏では、ジェノバやトリノでは ほとんど見かけなかった日本人観光客がたくさんいましたが、
それ以上にやはり、老若男女・イタリア人観光客が目につきました。
(というか、とにかく騒がしいイタリア語があちこちで耳につきました ^^;;)
またこの地方の歴史柄、ここで暮らすイタリア人も多いのでしょうね。

実際、朝市をフラフラ散歩しているとき、
日本に行ったことがあるという花屋のオジサンに片言の日本語+英語で話しかけられ、
もう無意識に伊語交じりの英語(正:英語交じりの伊語)で必死に返答していたら、
「お、イタリア語がわかるのかい!? 実は、私はイタリア人なんだよ~!」 と
いきなりイタリア語で会話が始まったり・・・

また、観光案内や美術館のパンフレットは 仏語、英語の他、ほとんどのところで伊語版が
(そしてところにより日本語版が)用意されていました。

b0024177_2133058.jpg
Baie des Anges (天使の湾) と ニース旧市街


― ニース・マティス美術館パンフレットより ―

*TRASPORTI
in automobile : vedi pianta
in autobus : linee 15, 17, 20, 22, 25
[交通]
 乗用車 : 地図を参照してください
 バス路線 : 15、17、20、22、25番

*ACCESSO
in automobile :
 sosta in Avenue du Monastère e parcheggio a Monastère di Cimiez
in autobus GT : sosta in Avenue du Monastère
ingresso pedonale : sono previste quattro entrate al parco
ingresso per disabili : entrata Sud della Villa
[アクセス]
 乗用車 : Avenue du Monastère 駐車 または Monastère di Cimiez 駐車場利用
 観光バス : Avenue du Monastère 駐車
 歩行者用入口 : 公園側入口4ヶ所あり
 身体障害者用入口 : 美術館南口

*TARIFFE BIGLIETTI
tariffa intera : 4 euro / tariffa ridotta : 2,5 euro
per informazioni : tel. (+33) 04 93 81 08 08
[入場料]
 一般料金 : 4ユーロ / 割引料金 : 2.5ユーロ
 お問い合わせ : (+33) 04 93 81 08 08

*ORARI D'APERTURA
Il museo è aperto tutti i giorni esclusi il martedì e alcune festività
(1゜gennaio, domenica di Pasqua, 1゜maggio e 25 dicembre)
dalle ore 10 alle ore 18 : tutto l'anno
[開館日および開館時間]
 火曜日と次の祝祭日(1月1日、復活祭日曜日、5月1日、12月25日)を除く毎日
 年中10時より18時まで

*GRUPPI
Massimo 30 persone : Per informazioni telefonare al (+33) 04 93 53 40 53
Prenotazione obbligatoria : per posta o via fax al (+33) 04 93 53 00 22
Per gruppi superiori a 15 persone : tariffa ridotta
[グループ]
 最高30名まで : お問い合わせは 電話で (+33) 04 93 53 40 53
 要予約 : 手紙またはファックスで (+33) 04 93 53 00 22
 15名以上は割引料金が適用されます

*VISITE GUIDATE
Individuali e per gruppi(studenti e adulti), in francese e altre lingue straniere
Prenotazione obbligatoria
[ガイド付き見学]
 フランス語または外国語での個人またはグループ(学生、成人)向け、要予約

*AVVERTENZE
Si pregano i signori visitatori per la sicurezza delle opere e il rispetto reciproco di depositare borse e ombrelli presso il guardaroba; si ricorda inoltre che è vietato fumare all'interno del museo, è vietato toccare le opere e gli oggetti artistici, e di lasciare all'ingresso eventuali animali domestici. È vietato fotografare.
[お願い]
 セキュリティ上の配慮により、入場者はバッグ、傘などをクロークにお預けください。
 作品にはお手を触れないようお願い致します。
 館内での喫煙、ペット同伴、写真撮影は禁止されています。

sosta : 停車、(短時間の)駐車、(短期間の)滞在/一時的な中断、休憩≫
ridotto : 小さくされた、縮小した、引き下げた/(ひどい状態に)変えられた、~になった≫
guardaroba : 衣装部屋、クローゼット/ワードローブ/クローク・携帯品預かり所≫

このパンフレット、日本語版には少々不自然な訳もありましたが、
このイタリア語版はどうなんでしょう?
b0024177_2145712.jpg



プロムナード・デ・ザングレ
(英国人の散歩道)



トップレスも日光浴中
b0024177_215787.jpg
≪マティス美術館・ちょこっと感想≫
絵画の他、彫刻作品やマティスの写真、アンティーク椅子等も多く展示されているが、全体に小ぢんまりとした美術館で(さらに、残念ながらロザリオ礼拝堂のデッサンの一部がデンマークの美術館に貸出中であったためか)一時間半程度で見終えてしまった。 他美術館所蔵のマティス作品に比べて ややおとなしめで落ち着きのあるコレクションか。 が、どの作品からもマティス自身が創作活動をいかに楽しんでいたかが十二分に伝わってくる。
ロザリオ礼拝堂の当初のモチーフ案であったという、ミツバチ飛行軌道の切り紙絵。映像の妙なのか、『世界美術館紀行』で見たときほどのインパクトは感じられなかったが、「常人ならおよそこんな組み合わせは避けるであろう」と思える、ブラウン背景色に赤・青・黄+ときどきピンクという極彩色の粒子(これが土と花弁→花畑のイメージなのか)が、白い羽を広げたミツバチの軌道と交差して 画面全体に強烈な生命力・躍動感を与えており、この作品からもやはりマティス独自のセンスが伺える。 ただし、後日訪れたロザリオ礼拝堂でこのデザインをステンドグラスに取り入れた礼拝堂の模型を見たが、こちらを採用しなかったことは正解であったと思われる。 祈りの空間として考えると現在のモチーフ+色彩の方が断然良い。 その他、個人的な大注目は司祭服デザイン。 まぶしいほどに鮮やかな配色で、あのコンブのようなサボテン柄がうねうねと踊っていたり、光のすじが弾け跳んでいる。 これも実際に製作し使用された司祭服が礼拝堂に展示されていた。 楽しすぎる。
[PR]
| by dicotomia | 2006-06-22 22:54 | 旅先のイタリア語
| TOP |