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プーリアの旅 その3 ― アルベロベッロ Alberobello (2)
 
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≪移 動≫
オートラント移動と同様に、レッチェから私鉄FSE線利用でアルベロベッロへ。
レッチェを発ってほどなく、広大な丘陵地帯、オリーブ畑やブドウ畑の中に
ポツリポツリと佇むトゥルッリ(正:トゥルッロ)の姿がいくつも見て取れます。
―― 町から畑へ通う農夫達の休憩所や物置小屋として利用されていたというトゥルッリの起源。
この元来の姿は、恐らく私たちの多くがイメージするあの愛らしい街並みとは趣を正反対にして
よりプリミティブで武骨な泥臭さを湛えており、南イタリアの強い陽射しと肥沃な大地に汗を流した
人々の気概をどっしりと受け止めてきたのであろう力強さを感じます。

レッチェから約1時間半のマルティーナ・フランカで乗り換え。
そこから二駅、約15分で、世界遺産の街の入口とはとても思えないほど
小さく簡素な田舎駅、アルベロベッロ駅に到着。


≪宿 泊≫
アルベロベッロに来たからにはトゥルッリに泊まってみよう~。 おー!
二泊するなら違うところにしてみよう~。 おー!
(ああ、この無謀に旺盛な好奇心は、二日目に見事自分を追い込むことになりますた・・・)

1.Trulli Holiday (ufficcio : Via Monte San Gabriele 1)
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ゆるやかな傾斜地に広がるモンティ地区のトゥルッリ群、その一角にオフィスがあり、
まずそこでチェックイン手続きを行ないます。
その後、そこから徒歩1分程度にある一軒のトゥルッロに案内されました。
こちらはキッチン付、調理器具、食器完備で、自由に調理可能。
テーブルのカゴには朝食用の品々、冷蔵庫には飲み物やヨーグルト類が。
部屋はLD、キッチン、ベッドルーム、バスルームと区切られ、
各々円錐ドームの屋根を内側からしみじみと眺めることができます。


2.Residence Trullidea (ufficcio : Via Piazza Curri 1)
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コチラは聖所記念堂そばにオフィスがあり、
そこから閑静なアイア・ピッコラ地区にあるトゥルッロに案内されました。
一軒目の簡素さに比べて とってもデザインチック。(でもコチラの方が安値だった)

両トゥルッロ内部の感想としては、旅先の宿としてのワクワク感はありましたが、
もしここで暮らすとなるとチト厳しいなと。
自分の中で 「窓」 という存在の重要性を再認識いたしました。


≪街歩き≫
アルベロベッロに関してはぜひ触れておきたいことがありまして、
それは中村好文さんの実に実に優しく心地よいお手紙なんですが、
もしこれからアルベロベッロに訪れる予定の方がいらっしゃいましたら
この本 の最終項を どうぞご一読いただければいいなあと思います。

アルベロベッロ滞在中に思い起こしながら、また、旅行後に改めて読んでみて
全文を引用したいと思えるほどにシンパシーを感じる体験を、私も実際に得ることができました。

のんびり歩いても恐らく 2~3時間もあれば回れてしまう小さな街ですが、
旅程が許すならばぜひこちらに宿を取り、朝、日の出とともに早起きをして
早朝散歩に出掛けてみてください。

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薄オレンジのヴェールが掛かった世界。
長く伸びる とんがりとんがりの影。
昼間にあふれていた観光客の姿は一切なく、
立ち並ぶおみやげ屋さんもまだ扉を閉ざしたまま ――

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Le ore del mattino hanno l'oro in bocca.

ビー玉がころころと転がっているよな楽しげな昼間の街並みも それはそれで心踊りましたが、
澄み渡る静寂に包まれたこの世界は格別でした。

"一軒一軒の民家と握手し、会話でもするように"、 ゆっくりゆっくり歩きます・・・

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(↓の(1) の写真も全て早朝お散歩時に撮影したものです。)

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| by dicotomia | 2008-06-02 02:36 | 旅先のイタリア語
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